[さいき・あまべの家] 2018.8.26
5月の連休前に藁と土と水を混ぜて一度練っておいた土壁。2ヶ月経った7月中旬に2回目の練り返しをしました。
カットしておいた藁を足しての2回目の土練りです。
今回の現場も「大きな屋根の小さな住まい」の現場と同じ基礎屋さんにお願いして練ってもらっています。
前回の土の練り混ぜ感等の違いを確認しながら作業を進めてもらいました。今回も見事な混ぜさばきです!
2ヶ月で発酵具合はどうかなぁと思っていましたが、少し匂うくらいで、まだまだ匂いはそこまで強くありません。
しかし、泥を手ですくって宙にかざしてみると程よい粘り。
なかなか手から離れません。藁の繊維もほどけてそれが上手く絡みあってくれているようです。
今回の土はもともと黄土色ですが、ユンボで混ぜると藁の灰汁で中の土はやはりグレー色になっています。
1回目の土練りの時はまだ黄土色でした。やはり藁から溶け出たリグニンが接着材のように働いて粘っこくなっているのでしょうか。
1回目の土練りの写真と比較するとその変化は一目瞭然でした。
これからさらに夏を超すと、今日入れた藁もいい頃合いになるかなぁと思います。