施工風景

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「土間縁のある家」配筋検査

2020/1/14
配筋検査に行ってきました。
基礎工事は、今回もやっぱり佐伯の平山工業さんにお願いしました。
寺岡棟梁と高校の同級生でもある平山さん。
いつか杢のすまい設計室HPの「熟練の職人さんコーナー」にご出演いただく予定です。
平山さんは基礎工事だけでなく、土壁の家の際には毎回ユンボで泥の切り替えしや運搬などでもお世話になっております。

いつも現場では、仲良く奥様とお仕事していただいておりますが、今回は佐伯から高速で2時間はかかる宮崎市内ですので、寺岡棟梁と棟梁の弟子達と一緒に基礎工事をしていただくことになりました。大変ありがたいことです。
(しかしながら、最終的には奥様にも現場に来ていただいて仕事をしていただき大変お世話になりました)

石場建ての家ですので、基礎の形や配筋は仕様規定通りではなく、こちらで計算して決定するので毎回変わってきます。
今回は遠方ということもあり、万が一、平山さんにお願いできなかった場合のことも考えながら基礎の形状を決めました。

幸いに、この地盤は安定しており、もともと山を切り出して造成された住宅街で40年ほど経っているということもあり地盤の状態は良好でした。(もちろん地盤調査もしています)

基礎工事にあたってくれた平山さんからは「地山が見えているし、土もいい。」という感想でした。

平山さんはいつも図面をしっかり見てくれて吟味してくれます。
見積りを見ると数量などもきっちり拾ってくれるので、私も安心して仕事をお願いできます。

これは現場仕事でもその正確さが表れています。(特に、鉄筋の数量やコンクリートの立米数も予想通りなのです)型枠も配筋もとてもきれいです。

今回は、私の図面通りにしたのにもかかわらず、土留めのコンクリートのトップ筋の径の件で検査員さんから指摘があったそうですが、この件に関しては平山さんからも予め私の方に連絡があり、確認していただいていた部分でした。
強度上全く問題はないのですが、仕様規定上、検査員の指示通りにしなければならないということになり、平山さんにはひと手間をおかけしてしまいました。(申し訳ありません)

しかし、さすが平山さん。
こうなるかもしれないことを予測して、あらかじめ検査員さんの指示通りの径の鉄筋を現場に数本準備しておいてくれたのです。

平山さんはこの道40年。私はこの道15年。
歴然の差です!
恐れ入りました(ペコリ)と思う設計士なのでありました。

追伸:現場に行くと、現場の搬入口や後の工事(建て方や土壁運搬場所)のことを考えて、いろいろと平山さんが段取りまでしてくださっていました。こういうところが、平山工業さんが引っ張りダコの理由なんだろうなって思います。

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