[さいき・あまべの家] 2019.3.1
私の師匠であるすまい塾古川設計室の古川先生との共同設計の『さいき・あまべの家』
2月24日の日曜日から建て方が始まり、27日には無事に上棟しました。
この日を迎えるまでには、長い長い時間がかかりました。
人の手で、木材の一本一本を墨付け、刻むのはとても時間がかかる作業ですが、やはり、刻まれた木材を見ると、その木を育ててくれた山主さん、その木を選び製材してくれた製材所さん、そしてその木を墨付け・刻んだ大工さんの想いが結集していることを考えると、時間をかけても一つ一つの工程をきちんとする意味はあるのではないかと思うのです。
そこに住まう人にも心なしかその皆さんの想いを感じ取ってくれると嬉しいなと思うと同時に、それを伝えていくのは私の仕事でもあると思いました。
建て方の間はお天気に恵まれ、大工さんの活き活きとした姿を見ると私もうれしくなりました。お施主さんも建て方の様子を何度も見に来てくださったそうで、とてもありがたいことだと思いました。