10月8日
お施主さんが外壁の塗装をしているとお聞きして現場監理に伺いました。
今回は外壁にウッドロングエコという木材保護材を塗っています。塗料の一つですが、ペンキのように木材をコーティングするわけではないので木の呼吸を妨げず、木目も綺麗に出るので木の良さを生かせる塗料です。
木は年月とともに銀色に変化していきます。こちらを塗るとその木の経年変化を少し早めてくれます。自然な木の変化なので違和感なく、アンティークな雰囲気が漂います。
特に杉の赤身材に塗ると綺麗に色づきます。
この塗料ですと、扱いやすく、有害ではないので誰でも塗ることができます。お子さんと一緒に楽しく塗ることも可能です。
今回はご主人さんが塗ってくれています。パッと見ただけでも綺麗だなと思いましたが、よく見ても美しく仕上がっていました。
ご主人さんが塗っているところを拝見すると、細かい筆を使って隅の部分も丁寧に塗ってくれていました。この日は奥様とお子様と一緒にお越しになって家族で現場の様子を見に来てくれました。奥様も他の部分に塗料が飛び散らないように養生を手伝ってくれました。
設計士としては、家づくりに少しでもお施主さんが参加することは家への愛着も増し、さらに現場で職人さんと一緒に作業することで、職人さんとコミュニケーションができるのでおススメしています。
大工さんはこの日は床板張りの真っ最中でした。部屋の真ん中に立つ180角の柱部分は杉に床板を綺麗に納めるために、少し鑿(ノミ)で欠きこんでから張っています。
床が張り終われば土壁部分に中塗り土を塗っていきます。